相続相談事例集:自動車手続きの書類の違い

相談者Mさんはご主人を亡くされて相談に来られました。
相続人はMさんと、 お子様お2人の計3名です。相続財産は土地・建物、現預金、車両という一般的な財産であり問題なく手続きを完了できるものと考えていました。

車両は普通自動車、軽自動車を所有されており、まずは軽自動車の名義変更を行いました。所定の書類を用意し、「軽自動車検査協会」にて手続きは滞りなく終えました。

続いて、普通自動車の手続きです。こちらも所定の書類の書類を用意し、「運輸支局」にて手続きは完了しました。

車両の名義変更は、車両の種類により手続き機関が異なるうえ、必要書類についても軽自動車ではコピー可、普通自動車では原本提出が必須など、細かな違いが多数ありました。

私たちの業務は1つ1つの案件から確実に学び、その場その場での臨機応変な対応を求められるものだと思いました。

Check!【「普通自動車」と「軽自動車」とでは、手続き先も必要書類も違う】

ネット証券をはじめとしたネットでの取引は、相続人が財産を把握できない恐れがある。証券は「ほふり」で、保険は「生命保険協会」で管理されているが、銀行の預貯金に関しては、現在一括して管理している機関はない。                            

ネットバンクに預金があるものの、預け先が分からないという場合は、1件ずつ問い合わせていかなければならない。高齢者に限らず、全てをネットで管理している若い世代も、財産がどこにあるのかを紙ベースで書いておくことが望ましい。