未婚の弟が亡くなったということで、Kさん(被相続人の姉)から相談依頼がありました。
預金の手続きは完了し、株と不動産が未了とのことでしたが、ヒアリングをしていくとクレジットカードの請求書が毎月送られてくるのが分かりました。金額は少ないのですが、請求書を見てもどこで何を購入しているのか分かりません。
いろいろとネットで調べたところ動画サイトの毎月定額(サブスク)の視聴料でした。
なんと、それがアダルト動画サイトであることが判明しました。その会社のホームページには、電話番号が記載されていません。
ネットで問い合わせるしか方法がありませんでした。Kさんはご年齢的にもネットなどをしたことがありません。そこでKさんより委任を受け、解約手続用紙を郵送してもらいました。
クレジットカードを解約しただけでは、毎月サービスを受けているものは解約されません。もとのサービス提供を止める必要があります。
Check!【利用が増えているサブスク】
インターネットの利用拡大に伴い、「サブスク」ことサブスクリプション(定期購読・月額契約)を利用する人が増えている。
音楽・映画・ドラマ・アニメ・漫画・書籍・雑誌・ソフトウェア・ゲーム・婚活・化粧品・バッグ・アクセサリー・洋服・家電・車・クリーニング・カフェ・食材・オモチャ・習い事・・・と、多種多彩な分野でサブスクによるサービスが提供されている。
クレジットカードを解約することで滞納となり、自動的に契約が破棄されるサービスもあるが、滞納分を後日請求してくるサービスについては個別に契約解除が必要になる。