必ずもめる相続の話(東洋経済新報社)

必ずもめる相続の話 (東洋経済新報社)著者:福田真弓

130万件以上の相続が発生して、家庭裁判所でもめているのはたった1万件。
割合にして0.7%です。
おそらく著者もたくさんの相続を経験してこられたと思うので、もめない相続の方が多いことは、分かっているはずです。
書籍の題名をつける際には、おそらく編集者の意見が強かったのでは(^_^;)
私も出版して初めて分かったことの1つに、出版社は本が売れるためならなんでも考えるということでした。

この書籍は、相続に興味を持ってもらい、少しでも争う相続を防ぐことができればという著者の考えから、このような題名がつけられたのだと、勝手に解釈しています。
たくさんの数字も掲載され、相談や講演の際に役立つ内容がけっこう詰まっていましたので、SC相続手続カウンセラーとしては、ぜひ一度目を通してみてください。

もめないようにするためには、遺言は必要ですね。
私の個人的な考えは、「不動産は住んでいる人が相続する。それ以外の金融資産を法定相続分で分けるが、家の維持費をある程度、別に保管しておく」というものです。

それをきちんと遺言で書いておく!
どうしても、書き方が分からない時は一言!
「仲良く分けろ!もめたら化けて出る!」

この遺言があれば、きっともめないでしょう(笑)

セミナーや相談をする時に、使えるフレーズが満載です!
ぜひチェックしてみてください。

必ずもめる相続の話(東洋経済新報社)著者:福田真弓